さぁ、はじめよう。リーダーシップ。

みなさん、こんにちは。

ビジネスコーチのAdachiです。

ここでは、リーダーシップやマネジメントについて、日々のお悩みをみなさまと一緒に考えていきたいと思います。一方的な発信となってしまいますが、最後までお付き合い頂きたいと存じます。さて、今回のお題は、


「さぁ、はじめよう。リーダーシップ。」


みなさんはリーダーシップについて、どのようなイメージを持っていますでしょうか?

どんな方達を想像しますか?


私のイメージするリーダーシップを発揮している人物と言えば、、、スティーブ・ジョブズ、孫正義などを真っ先にイメージしてしまいます(単純すぎる!?)

そうなのです、私たちはカリスマ性のあるリーダーをついイメージしてしまいがちですね。

これはこれで間違いではないですし、誰に説明しても同意が得られるところかと思います。彼らがリーダーと認知されているのにはいくつか理由があると思いますが、私が思うに、彼らはカリスマ性だけではなく、実質的に組織をリードし、社会をリードし、彼らを支持している熱狂的なファン(フォロワー)が多くいることが挙げられると思います。リーダーの資質の一つにカリスマ性というのはありますが、例えそれらがなかったとしても、一般的には実質的に組織や社会をリードしている人物こそがリーダーだと認識されると思います。

もう一つ、わかりやすい例を挙げると「ファーストペンギン」も挙げられます。

海の中にはペンギンにとって天敵である、シャチやトドなどが存在しておりますが、ペンギンたちも生きるためには食料が必要です。そんな中、自分の危険も顧みず1匹のペンギンが海に飛び込んだ時、それを起点に次々にペンギンたちは食料を確保するために、海に飛び込みます。つまり、ファーストペンギンがとった行動は他のペンギンたちにとっては“海の中の安全”を意味することになります。このようにして、ファーストペンギンの行動は、今がチャンスだという“状況解釈”を生み出すことができ、このことは正に未知の領域に果敢にチャレンジするリーダーと言っていいでしょう。

このように、リーダーは率先垂範を中心とした、未知の領域にチャレンジし成功を収めた人物である、と言えます。


しかし、リーダーシップって何かモヤモヤしません?


実は私も初めてチームを持った時に、リーダーとして色々と悩みました。


✔イノベーティブな組織とは?

✔対話でヒトは成長するのだろうか??

✔どのように接したらフォロワーが増えるのか???

✔組織学・リーダーシップを学ぶにつれ、複雑だと感じるのは何故????


日々、疑問は増えるばかりです。MBAで一通りリーダーシップについて学び、書籍を通じて自己学習をしてきたつもりでしたが、実践するとなるとそううまくはいきませんでした。案の定、的確な指示を出しているつもりがチームメンバーは思うようについてきてくれません。なぜなのか、、、?何かが抜け落ちているはずだ、、、


過去や現在で成功しているリーダーの行動を真似ても何の結果も得られません。教科書通り、対話や傾聴を重視し、オープンな雰囲気づくり、わかりやすいビジョン、新たなことへのチャレンジなどやってはいるものの、本心でついてきてくれない。何かが違う、、、何だろう?


結論①

リーダーは結果論。つまり、リーダーは狙ってリーダーになるのではなく、結果的に組織や社会から認知され始めてリーダーとなる。最初からリーダーである訳ではない、と気づきました。

組織にアサインされ、いきなりリーダーになるなんてことはあり得ないということですね。私は初日から組織を率い、皆からリーダーとして認知されようと空回りしていたのです。


結論②

私のイメージするリーダーは組織や社会をリードする人物、すなわち自分以外の周りへの影響についてしか考えていませんでした。しかし、リーダーシップの旅(野田、金井)という書籍を読んでモヤモヤしていたものがパッと晴れました。抜け落ちている要素が明確にあったのです。

はい、ようやくここで気づきました。

二人称、三人称で考える前に考えるべきこと、、、それは自分自身についてです。


要約すると、

私も含め、みなさんがイメージするリーダーシップ像は以下ではないでしょうか。

Lead the people=フォロワーによるリーダーによる帰属

Lead the society=社会による公認


間違ってはいないと思いますがこれは結果論であり、かつpeopleやsocietyをリードする前に


Lead the self=一人称による語らい

『引用:リーダーシップの旅(野田、金井)』


を考えてみてはいかがでしょうか。

そうです、集団や社会ではなく、まずは「個人」です。


つい抜け落ちてしまう存在。それは自分


これらの優れたリーダーについて考える上で重要なのは、集団や社会を考える前に自分としっかりと向き合うことが大切です。自分が何者か主観的、客観的に解釈することで、集団、社会に対しどのように貢献していくのか、どのように見えない壁に立ち向かって行くのかがイメージすることができます。

Lead the selfのスタートは自らを知り、自らが変わることからスタートします。



さて次回は、リーダーシップの本質についてご紹介します。

Yoshihiko Adachi.com

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